ブルーベリーはピートモスが好き、水が好き。


用 土

ブルーベリーはピートモスで育てるのが一番です。一般には赤玉や鹿沼土との混合が推奨されていますが、私は、鉢やプランターでも庭に直植えでもピートモス単用です。


以前近所に住んでいた松延さんはティフブルーを豊富な腐葉土だけで上手に作っていました。それは2階のベランダから収穫するまでに元気良く伸びていました。 もう何年か前に引っ越されましたが、写真を撮っておけば良かったと今は残念に思っています。


水やり

ブルーベリーは水が好きです。やりすぎて失敗なんていうことはありませんから乾か ないようにじゃぶじゃぶやります。ただし、排水は良くしておきます。根に酸素が必要です。
乾燥には弱いのでたとえ庭に直植えであっても水 やりは大事です。わが家の垣根のブルーベリーの根元には雨が入りにくいので以前は 手で水やりをしていましたが、夏には新梢が萎れて慌てたりしました。しかし、その後は図のよ うに根元に塩ビ管を引いて自動潅水にしていました。(この垣根は2000年9月までで今はありません。)


植え替え

ポットなどに植わったブルーベリーの根は用土がピートモスの場合、2年も経っていれ ば細かい根がびっしりポットの形に張っています。そのままは植えずに必ず根をほぐしてから植 えます。植え替えの時期は芽の出る前が理想ですが注意深く水管理できれば1年中可能です。植え穴はできるだけ大きいほうがあとの伸び方が違います。鉢植えなどは1~2年おきに植え替えが必要です。わが家の垣根の場合、はじめは株間20cmくらいでしたが、3~4年に1度、間引いています。垣根の場合の株間は特殊です。一般の庭植えでは、株間1mくらいが理想です。そのときは穴は深さよりも幅を広くしたほうがブルーベリーの性質にはあっています。


肥 料

鉢でも庭植えでも油粕、骨粉を水でこねて団子にして置き肥にするの が簡単です。そのまま株元に振ってもよい。最近は 天恵ボカシを生長期に株元に1にぎりやっています。 化成肥料では緩効性でリン酸成分の多い「マグアンプK」がブルーベリ ーと相性がよく、挿し木苗のポットあげのときなどに1つまみ入れるだ けで長くよく効きます。


栽培場所

日当りのよいところが実も良くなります。雨が降って水がたまるようなところでは高いうねにするなどの工夫が必要です。


収 穫

7~9月の夏の間、ブルーベリーは順々に熟します。ブドウのように房ごとというわけにはいきません。全体が青く熟したものを選んでつまみとります。防鳥網を張るようになって鳥との競争がなくなると完熟の味に目覚めました。青くなってから1週間経ってとると中の成分も変化するようで糖度も上がります。そこまで置いても果実が落下するようなことはほとんどありません。
 
両手で包みこむようにして両親指で
採ると早くとれます。


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