ゴミは毎日台所に溜まったものを発酵容器に移す。


ゴミには天恵ボカシを振りかけて上から軽く抑える。毎日のゴミが積み重なっていく。


生ごみ発酵のポイントは外気と遮断することで、嫌気性菌が活躍できる環境にする。そのため、容器の蓋はきちんとする。当初は、中の空気も考慮して落とし蓋をしていたが、最近はやっていない。


発酵は高温発酵ではないが、夏で1~2週間、冬は1ヶ月くらいかかるので、発酵容器は複数用意する必要がある。わが家の場合3個で回転している。


ゴミを入れ始めて一週間ほどしてから発酵液を抜く。琥珀色の液が出てくるのでペットボトルなどに入れる。 このゴミ汁は独特の漬物臭がするが、有機質の肥料成分と微生物がたくさん入ったもので、家庭菜園や園芸の追肥としてすぐ使え、絶大な効果がある。100倍程度に薄め、ジョウロで潅水するか、噴霧器で葉面散布する。


ゴミ汁の中には菌が生きており発酵が続いているので、特に気温の高いときは蓋を少しゆるめておかないと 膨れて破裂するので要注意。常温で保存できる。しだいに琥珀色から黒褐色に液の色が変り、香りも天恵緑汁のような芳香に変化する。


ゴミ汁を採った粕は堆肥として家庭菜園やプランターに入れる。粕はほとんど変化していないような原形と色をとどめているが土をかけると、夏なら約1ヶ月で土になる。貝殻や卵の殻が残ることで、ゴミであったことがわかるほどの劇的な変化が起こる。養分たっぷりで植物は健康に育つ。