最近多くみかけるクロマルハナバチは雨の日も低温(7℃)でも
活発な野生の蜂です。ブルーベリーの受粉には頼りになります。


マルハナバチもよくやってきます。活発に動き回り蜜を吸い花粉を集めます。


ブルーベリーの花は虫媒で、ハチやアブ などの虫たちの働きが必要です。 訪花昆虫を観察していると昔ほど種類が 多くないように思えます。昔の記録を紐 といて見ると1970年の5月には府中の農 工大の農場で約20種の訪花昆虫を観察し ていました。1997年の5月、練馬で観察する 限り、ほんの数種類しかきていませんで した。最も多く飛来するのはマルハナバ チで敏捷に飛び回ってたくさんの花粉を 集めていました。
 

 
マルハナバチやミツバチは、
ブルーベリーの鐘状花の下
から頭を突っ込んで蜜を吸
います。
 

 
  1970年の記録ではミツバチ、ニホンヒゲナガ ハナバチ、シマハナアブの順に多く、頻度は少 ないものの特異な行動をする変り者のヤマトハ キリバチとの出会いがありました。
 
 

    
 

ハイブッシュブルーベリーのハーバートの花の横に開いた穴、ここからは蜜までの距離が近いので吸いやすい?穴を開けたのは誰か知りたくて観察をつづけると
 

穴開け名人を見つけた!
 
ティフブルーの花に穴を開けている最中のヤマトハキリバチのオス。目にも止まらぬほどの早業で穴をあけました。
 
1970年5月農工大農場にて
 


 

ヤマトハキリバチの開けた穴から蜜を吸うミツバチ
 


 
 


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