車庫上園芸を計画するときからやってみようと思っていたのが雨水リサイクルでした。 水道の水で水やりするときも余分な水は下水へと流れ去ってしまいます。このような水は溜めて再利用できればいいなと常日頃考えていました。そこで実現したのがここにご紹介する方法です。
  
材 料

タンク(600リットルふた付き2個)、水中ポンプ(20ミリ径対応)、塩ビ管(樋からの引き込み用と給水用)、継ぎ手(塩ビ管接続用)、フィルタ用杉板とメッシュ、ゼンマイタイマー


車庫の屋根は道路側を高く落差10cmで水は北側の箱樋に流れます。計算上1200リットルには24mmの降雨で満タンになるわけで、ちょっと降ればたちまち溜まります。 樋の水はフィルタを通りタンクへと溜まります。タンクはインターネットで南国物産より大型水タンクという格安のものを購入しました。

水中ポンプの電源は温室内に引いたゼンマイタイマーのセットでスイッチオン、タイマーの分数(通常5~6分)により時間がくると自動的に給水が止まる仕掛けになっています。

ポンプからは20ミリの塩ビ管で配管し、杉板プランターの中は13ミリの塩ビ管で幅広の2つのプランターはループ状にし、その他はシングルです。20ミリ径で引いているのとポンプが案外馬力があるので水道よりも圧力は強く、不足はありません。塩ビ管には1.5mm径のドリルで穴を開けただけです。
 
ごらんの映像は、当初、別々にあったタンクを2002年8月10日模様替え、車庫上に置いていた第2タンクを底を抜いて逆さまにして第1タンクに重ねました。重ねているので平面積は変わらず、余分な場所をとりません。つなぎ目は雨漏り止めコート材を塗り、ボルトで止めました。ろ過器の位置の関係で第1タンクは穴を掘って50cm落とし込みました。合体したことで塩ビ管も切り替えコックが不要になり、シンプルにまとまり、これで一挙に1200リットルまで溜めることができるようになりました。


 


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